子供の将来や大学受験、学習を真剣に考える保護者の方へ

子供の将来のことや、大学受験、学習のことで悩みを持たれている保護者の方もたくさんいらっしゃると思います。
実際に子供の行動や発言、さらに定期テストや模試の結果を見てしまうと、そんな不安がどうしても意識に上がります。

  • 勉強してないけど・・・大丈夫?
  • こんな状態で大学に行けるの?
  • 最近成績が落ちてきたけど・・・
  • 遊びとかクラブばかりに熱中して、やるべきことやってないけど・・・
  • この子は将来社会に出てしっかりやれるかしら?

気持ちは、よく分かります。
でも、ちょっと待ってください。

そのような意識を持ってしまうと、その通りの現実になります。
子供の成長には、周囲の大人の意識が大きく影響するからです。

結論から言えば、
どんな状況でも、どんな子供の行動や発言であっても、周囲の大人がその子供に持つ意識は、常にその子供に対する「望む形」の意識でなければいけません。

実は、この意識が、”コーチング個別指導”において、最も重要なことでもあります。

意識と現実の関連性について

学術分野で確認されている現象・効果

  • 心理学では「返報性の原理」
  • 教育学では「ピグマリオン効果」「ゴーレム効果」
  • 社会学では「ラベリング理論」
  • 医学では「プラシーボ効果」「ノシーボ効果」

など、「人間が持つ意識が現実化する」という現象や効果が各学術分野で認められています。
医学での「プラシーボ効果」や「ノシーボ効果」などは有名で、古くから「病は気から」と言われるように、民間伝承でもその現象は認められています。

ただ、これらの現象は科学的ではないとの批判もあります。

なぜなら、意識というもの自体が、その発生場所も発生原理も分かっておらず、定量的に数値化して測定できない、
つまりは、(現代の科学のレベルでは)科学的ではない「もの」だからです。

でも、意識は明らかに存在しています。
我々が頭で行っている「思考」や心で感じている「感情」が、まさしく「意識」です。

その「意識」によって、その意識と同質の現実が創造されるというのが、上述の学術分野で確認されている現象で、

例えば、
医学の「プラシーボ効果」とは、医者が、砂糖や生理食塩水を「効果のある薬」と言って患者に服用させると病気が治ることがある、というもので、
現在使用されている医薬品のほとんどは直接的な治癒効果はなく、このプラシーボ効果により病の治癒に役立っている、という医学者もいます。(ディーパック・チョプラ[医学博士]など)

また、
教育学の「ピグマリオン効果」とは、教師の期待によって学習者の成績が向上する、という現象です。

これらの、効果や現象は、人間の意識が人間に及ぼす効果・現象の確認例ですが、

もっと深く、広範囲な、というよりもこの世の理(ことわり)として、意識と現実の関連性を研究している学問があります。

それは、

物理学」です。

とくに、物質の最小単位である素粒子を研究する「量子力学」の分野では、

人間の意識が現実を生み出しているという学説もあります。

どのように人間の意識が現実を創造するのか?【現代理論物理学からの考察】

アインシュタインは時間の進み方を変数化して4次元の時空間を想定し相対性理論を提唱しましたが、
現在の理論物理学では、最低限5次元の世界がないと、この3次元の事象を説明できないようです。
理論物理学の先鋭理論である「超ひも理論」に至っては、11次元(宇宙の根源的次元)の世界を想定しています。

これらの次元を人間の感情や意識という内面の精神活動と結びつける物理学者もいます。(スタンフォード大学名誉教授 ウイリアム・テーラ[物理学博士]など)
5、6次元は感情とか顕在意識で、次元が上がると意識が深く高度になり、11次元は、宇宙精神とか普遍意識(絶対愛)、つまりは神の意識領域を指すようです。

さらに、リサ・ランドールという理論物理学者(ハーバード大学教授)によれば、上位次元の断面がその下位次元ですので、3次元の物理世界の現象は、その上位次元(4次元とか5次元)に完全に支配されていることになります。

これらの理論をまとめると、

この3次元の空間に存在するすべては、上位の次元の状態をそのまま現象化したものであり、その次元の深さは人間の意識の深さに対応している。
つまり、人間の意識が、この3次元に現象化しており、その人の意識が深くなればなりほど、その人が支配できる次元(コントロールできる領域)が増える
ということになります。

意識の深さというと、ちょっとイメージしにくいと思いますので、意識レベルとその解釈をご確認ください。

塾をやってての経験ですが、成績が悪い子に「勉強しろ」と言っても、成績はさほど上がりません。
なぜなら、そのような発言の背景には、「この子は成績が悪い」という意識があるからです。
目に映る状態がどのようなものであっても、自分が望む状態「この子はできる」という意識でその子を認識して対応すると、そのとおりの結果になってきます。

忍耐が必要で、発現に時定数(遅延)がありますが・・・・

保護者の方へ

理論物理学という、ややこしい学問まで話が及びましたが、

ぜひ、
わが子は志望校に受かる価値ある人間
であると認識してください

実際、目の前でちゃんとしてなかったり、勉強していない子供の姿を見ると、
なかなかプラスの思いを持てず、つい、ひとこと言ってしまいたくなります。
(このような心理は、子供を持つ一人の親として、よくわかります。)

しかし、マイナスの思いや発言は、知らず知らずに子供の学習に対する著しい障害という現実を創りだします。

また、
目に見える現象にそのまま反応する、という意識よりも、
自分が望む理想の形が出来上がっているものとして対応する、という意識の方が深く高度な意識であり、
その意識の成長が子供の成長を促す
ともいえます。

塾を運営する立場として、また、一人の親として思うことは、

子供の大学受験(教育)は、”周りの大人”の精神的な成長を試されている。

他者を変えようと思っても直接的な行為(相手に対する言動)では変わりません。
むしろ、反発を招くことがあります。
なぜなら、人は他者から変えられたくないからです。

相手を良い方向に導く唯一の方法は、相手に抱く認識(意識:思考・感情)と対応(言動)を変えることです。

様々な学術分野での現象や効果と自己の経験と照らし合わせて、どうもこれがルールのようです。

特に親子の関係では顕著にこのルールが働くようにみえます。

ですから、保護者の方は、ぜひ、「志望校に受かるだけの価値ある人間」として、お子様を認識し対応してください。
たとえ現象面でそのようには思えない状況であっても、そう認識し対応することが非常に大切です。

以下に、参考となる人間性心理学の理論を記載します。
ご参考ください。

人間性心理学の代表的理論

ピグマリオン効果

親、教師/講師が学生の可能性を信じ、期待すると、その学生の学力・成績が向上します。

観察学習

人間は、他者、とくに自分に影響力のある存在(親、教師/講師・・・)をよく観察し、その行動や物事に対する姿勢をまねる傾向があります。
ですから影響力のある立場の人は、学生を「自発的な学習」へ誘導するために、自らが「学ぶ姿勢」や「前向きな態度」を見せなくてはなりません。
(勉強に不慣れな学生に、いくら口頭で勉強の必要性を説いても効果はありません。むしろ逆効果です。)

自己同一性(Self-Identity)

自己をどう認識するかにより、その人間の能力や人格が変化します。
適切な能力を開発し、善良な人格を形成するためには、影響力のある立場の人は、学生に良い自己認識を持ってもらえるように、留意しなくてはいけません。

自尊心(Self-Esteem)

ありのままの自分の「存在」を肯定することが、良好な人格形成や情緒の安定につながり、能力向上のために必要な心理的環境を創りだします。
「ほめて伸ばす」というのは学習の初段階にのみ有効な方法です。
それよりも、「ありのままを尊重し受け入れる」という「存在」と「可能性」を認める心構えと態度が、影響力のある立場の人には必要です。

マクレガーのXY理論

マクレガーのY理論は、「人間は本来、学習(労働)することを好み、自己実現のために自ら行動し、進んで問題解決をする」というものです。
X理論は「人間は本来、怠け者だ」と定義します。
X理論、Y理論とも、賛否の議論が繰り返されましたが、「環境に依存しやすい」というのが結論です。
ですから、影響力のある立場の人は、上述の「ピグマリオン効果」・・・「自尊心」という理論に着目し、学習に適切な環境・雰囲気を創りだすことが肝要です。

マズローの自己実現論

人間は、下層の要求(他からの存在認知の要求)が満たされると、自己実現(進学面、職業面、人格面・・・)の要求が芽生える、という理論ですが、マズローは晩年、この理論に修正を加え、自己実現した人は、最初から自己実現という願望(理想像)を持っていた、としました。つまり、双方を考慮すると、本人が理想を持つことが最も重要で、周囲の影響力のある人がその理想を認めることも必要である、ということです。

カール・ロジャース理論

人間には、自己の問題・課題を解決する能力が潜在的に備わっており、問題・課題を解決できるかどうかは、その解決能力を引き出せるかどうかによります。