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塾や学校の集団授業では苦手科目の成績が上がらない2つの重大な理由

集団授業では成績が上がりにくい理由:その2

二つ目は、苦手な教科や単元は学生それぞれ違うということです。

高校や集団授業の塾の授業は決まったカリキュラムで進められます。
前に履修した内容をきちんと理解・定着しているものとして授業が進みます。
そのため、その教科を苦手とする学生は、どんどん授業についていけなくなります。

このようなギャップを解消するため、習熟度別のクラス編成を行ったりする学校や塾もありますが、これは根本的な解決にはなりえません。

たとえばひと言で英語が苦手と言っても、文法が弱い人もいるし、長文読解が苦手だという人もいます。
また、リスニングがどうも、という人もいることでしょう。
さらに細かく分ければ、文法でも時制が苦手という人もいますし、関係詞が苦手という人もいます。

苦手な箇所を把握して、その部分を克服しない限り、授業に頑張ってついていこうと予習・復習をしても、なかなか成績を向上させることはできません。
つまり成績を向上させるための対策や方法は、学生一人一人違うということです。

一斉(集団)授業では、もちろん、学生一人一人に合わせた対策を行うことは、どんな優秀な教師/講師でもシステム上、不可能です。

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t.hasegawa

1960年石川県金沢市生、金沢大学工学部機械工学科卒、大学を卒業後、三菱電機で工業用コンピュータのハードウェアの開発設計に従事、その後、工場の自動化ネットワークシステムと組み込みソフトウェアを開発するベンチャー企業を起業し、役員として主に工場自動化ネットワークシステムのソリューションビジネスを担当、45歳を境に、志向を「ものづくり」から「ひとづくり」に変更し、個別指導塾フェイスを設立し現在に至る。 ■一応、このブログのウェブマスター ■担当教科:英語、物理 ■趣味:釣り(フライフィッシング、オフショアジギング)、書画(水墨画)、アニメ鑑賞 ■座右の銘:「随所に主となれば、立つところみな真なり(随処作主、立処皆真)」

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