英語の問題集を解いた後、解答解説を読んでみても、「なぜこの答えになるのか」が腑に落ちない——。そうした声を、フェイスの塾生からよく耳にします。解説が短すぎる。設問の根拠が示されていない。自分の誤答がなぜ違うのかが書かれていない。
独学で英語を進める上で、解説の質は学習の深さを大きく左右します。私たちがフェイスの塾生のために用意した「【英語】問題解説アシスタント」は、手元の問題に対する「もう一段階深い解説」を、塾生自身が引き出せるようにするためのツールです。
このページでは、どのような困りごとに応えるのか、何ができるのかを順にご紹介します。
私たちが先に公開した「AI時代の『次世代学習戦略』」の中で、自己学習の3つの壁の一つとして「検索の壁」を挙げました。この壁は、単語や文法を調べる場面だけに立ちはだかるわけではありません。「解説を読んでも分からない」という場面にも、同じ構造で存在しています。
市販の問題集や過去問の解答解説は、紙面の都合で要点を絞って書かれています。塾生が本当に知りたい「自分の誤答がなぜ違ったのか」「選択肢の B と D をどう区別するか」「この文の構文をどう取ればよかったのか」は、そこに収まりきりません。
分からない部分を別の参考書で調べ、辞書を引き、文法書を開く——この一連の作業が、結局のところ「検索の壁」として塾生の手を止めていきます。
「【英語】問題解説アシスタント」は、問題そのものを取り込んで、その問題の解説を引き出すという設計です。塾生が持っている問題に、その問題のための解説を返す。これが、このツールの核にある考え方です。
手元の問題集をスキャンしたPDF、塾で配布されたプリントの画像、画面に表示された過去問——ツールの左パネルにあるドロップ欄にPDFをドラッグするか、「画面キャプチャ」ボタンで画面の一部を矩形で切り取ると、問題が取り込まれます。
ページ範囲の指定(「1-3」「2,4」など)もできるため、長い問題集の中から、自分が取り組んでいる1題だけを扱うことも簡単です。
取り込まれた問題に対して、AIが問題のタイプを最初に判別します。長文読解なのか、文法語法なのか、和訳問題なのか、要約なのか、段落並べ替えなのか。
判別されたタイプに応じて、解説の形式が自動的に切り替わります。長文読解なら本文の概要・設問ごとの根拠・構文解析の三層で、文法語法なら関連ルールの体系的な整理を含めて、というように、問題に合わせた深さで解説が展開されます。
問題の解説とは別に、「語彙・文法・読解解説」という第2段階の解説が、別のタブに自動的に展開されます。
この解説では、問題に登場した重要な語彙には発音・品詞・意味・例文が、文法項目にはルールと用法と関連項目が、読解ポイントには構文構造と見分け方が、それぞれ整理されて表示されます。
問題を解く過程で「ついでに覚えておきたい」知識が、別枠で整理されるため、一問を通じて関連知識まで広げて学ぶ使い方ができます。
解説を一通り読んだうえで、なお気になる点があれば、チャット欄から追加の質問ができます。「この選択肢のCはなぜ誤りか」「同じ構文の別の例文は?」——こうした問いに、問題の文脈を保ったまま応えます。
疑問を疑問のまま放置せず、その場で言語化して確認する——この習慣は、受験学年に進むほど学力差を生む要素だと私たちは考えています。
生成された解説は、PDFまたはGoogle Docs形式で書き出せます。塾生自身の学習ノートにまとめる、あとで講師と振り返る材料にする、といった使い方ができます。セッションは自動保存されるため、アプリを閉じて翌日開き直しても、前回の解説と質問履歴はそのまま残っています。
模試や過去問で長文読解を解いて、自己採点したら選択肢を一つ間違えていた——。このとき塾生の頭の中には、しばしば次のような疑問が残ります。
これまで:自分で本文を読み直し、ノートに構造を書き、それでも腑に落ちないまま次の問題へ進む。
このツールを使うと:問題と本文を取り込んで解説を生成すれば、設問ごとに対応する本文の段落と根拠箇所が示されます。自分の誤答について追加で質問すれば、選択肢ごとの誤りの理由まで明確になります。
この使い方の重要な点は、「解き終わった後の復習」にこそ効果があるということです。解く前に答えを見るのではなく、解いた後の理解を深めるためにツールを使う——これが、私たちが想定している本来の使い方です。
このツールは、塾生の学習を「AI で完結させる」ものではありません。
AIの解説は、あくまで一つの解釈であり、その塾生の弱点の把握には踏み込めません。同じ誤答を繰り返していること、特定の構文に一貫して弱いこと、設問のどのタイプで時間を使いすぎていること——こうした学習上の傾向は、対面で指導にあたる講師にしか見えません。
ツールで深掘りした解説を、講師との対面指導で自分の言葉で説明し直す時間を、ぜひ取ってください。「AIはこう言っていたが、自分はここが腑に落ちていない」「この解説の、この部分の別の説明はないか」——こうした対話が、ツールの解説を自分の知識に変えていく過程になります。
「家ではAI、塾では人」。ツールは解説を広く用意する役目を担い、講師はその中から塾生に合う理解の形を見極め、定着までの道筋を描く役目を担います。
「定着」「応用」へのソリューションを順次追加予定
現時点での【英語】問題解説アシスタントは、学習プロセスの5ステップのうち、①情報の検索=「検索の壁」を越えるための機能に注力しています。
今後は、一度学んだ語彙・文法・読解ポイントを忘れずに使いこなすための「定着」のソリューションや、入試の応用問題に対応する力を育てる「応用」のための機能を、順次追加していく予定です。具体的な機能については、準備が整い次第、あらためてお知らせします。
このツールは、フェイスの塾生にのみご提供しているものです。2026年度は無償でご利用いただけます。2027年度以降は、講師による個別指導とのパック商品として提供を予定しています。
画面付きの詳しい使い方は、操作ガイドにまとめています。
英語の復習で手応えが得られない、解説を読んでも腑に落ちないまま進んでいる——そうした方は、一度フェイスの考え方をお聞きいただければと思います。広島駅から徒歩5分、大学受験に特化した個別指導塾として、まずはお話を聞かせてください。