入塾されたすべての生徒の方に受講してもらう
1.メンタルブロックの解消
2.柔軟なマインドセットの獲得
3.セルフイメージの向上
4.学習や努力の意義の獲得
5.肯定的な解釈力の獲得
そもそも、どうして成績の差が生まれるのか?
塾に通っても、成績が上がらない子供たち
どんな良い学校や塾に通っても、どんな良い先生に指導を受けても、
必ずしも全ての生徒が成績が上がるわけではありません。
集団授業の場合、基礎学力が不足しているために授業についていけず成績が上がらない場合もありますが、
その生徒の学力レベルに合わせた個別の指導を行ったとしても、成績が低迷したままの生徒がいます。
生徒本人が努力して頑張っているのに、なかなか成績が上がらないこともあります。
良い教育を受けても、勉強を頑張っても、成績が上がらないのはなぜでしょうか?
あまり努力していないのに、成績が良い子供もいる
それとは反対に、塾にも通っていないし、あまり勉強しているようには見えないし、がつがつと努力しているようには見えないけれども、全教科、もしくは、特定の教科で、常に高得点をマークする生徒もいます。
一般的には、勉強をやればやるだけ成果が出ると考えられています。
確かに勉強量と能力の向上というのは相関関係があります。
ただし、実際、やってもやってもなかなか成果が伸びない人もいれば、少しだけやっただけで大きな成果を得る方もいます。
実際のところ、勉強量と能力の向上の相関関係には個人差が非常に大きくあります。
その個人差を作り出している大きな要因の一つが、学習に対するメンタルブロック(心・意識の壁)です。
学習においては、知識や能力を改善・増強することが一番、重要視されてきましたが、最近の研究では、それ以前に心理的な環境が、学習成果に大きな影響を及ぼしていることが分かってきています。
まず、学習を進める上で、その成果を得るためには、学種のメンタルブロックを解消することが真っ先に必要です。
特に苦手な教科に対しては、どんな良い授業を受けようとも、どんな良い講師に指導されようとも、どれだけ生徒本人が努力しようとも、なかなか成績は伸びません。
メンタルブロック
人間が何か行動等を起こす場合、出来ない、ダメだ、無理だ、と否定的に考えてしまう思い込みによる意識や心の壁、あるいは、行動を抑止・制止する思考のことです。
本人がそのメンタルブロックの存在を認識できている場合もありますが、ほとんどの場合、潜在意識に書き込まれているため、本人が認識できていません。
そのため、潜在意識に書き込まれているメンタルブロックが原因で、学習に対して
「なかなか気が進まない」
「集中できない」
「ほかのことに意識が向いてしまう」
といった現象が生まれても、
本人も、周りの人(先生や保護者)も、
「怠けている」
「やる気がない」
「勉強に向いていない」
と判断してしまいます。
次に説明しますが、学習のメンタルブロックは勉強に関連して発生した「心の壁」なので、
上記の状況の場合、いくら、勉強や学習を勧めても効果はありませんし、ともすれば、逆効果(嫌悪や逃避衝動など)を本人に与える場合もあります。
どのようにメンタルブロックはつくられるのか?
多くの場合、小さい頃に「勉強ができない」とか「勉強をしない」ことで、
周りの大人から、「叱られた」とか「怒られた」 もしくは「無理やりやらされた」
逆に、周りの大人から、勉強をすれば、「お菓子をあげる」とか「欲しいものを買ってあげる」もしくは「お小遣いをあげる」
という「外発的な動機付け」となるコミュニケーションが積み重なって、
学習の好ましい心理状態である「内発的モチベーション」が薄れ、結果として
「勉強は嫌なものだ」(だから、やりたくない)
「自分は勉強に向いてない」(だから、やっても無駄だ)
「周りの人たちが望むから勉強する」(だから、自分からはしない)
「勉強は利益を得るためにするものだ」(だから、利益が無ければやらない)
という学習に対するネガティブな解釈をしてしまう癖が心の中についてしまいます。
これが、学習に対するメンタルブロックです。
決して本人が 最初からそのような学習に対する解釈の癖を持っていたわけではなくて、
周りの大人たちがそういった学習に対する解釈の癖を意図せずに、子供の潜在意識に書き込んでいます。
幼少期から 周りの大人たちが子供に対して、学習に興味を持たせることは決して悪いことではありません。
うまくいけば、学習に対して優秀な子供を育てることになるかもしれません。
ただし、上述のような「外発的な動機付け」となるコミュニケーションが多い場合、
学習に対して、何らかの嫌悪感や何らかのネガティブな意味づけをしてしまう子供が多いのも事実です。
実際、小学受験や中学受験で成功し、名門校に合格した子供が、
自我が成熟し始める中学生ぐらいから、
・勉強にやる気や興味が無くなる。
・結果として成績が低迷する。
・いろんなことにやる気や興味が無くなる。
・結果として将来に対する希望や目標が持てない。
という状況が発生する場合があります。
これは、まさに「外発的な動機付け」となるコミュニケーションの結果、メンタルブロックが強く出来上がった例です。
ここまで、ひどくなくても、中学生や高校生で、本気になって学習をしなければいけないときに、
・勉強のやる気ができない。
・ちょっとした障害(理解できない、解けない、成績が上がらない、模試の結果が悪かった・・・)で、勉強することをあきらめる。
という状況が生まれます。
本来、「学び」というプロセスは、人間の脳の仕組みとして、(ドーパミンの作用で)快感を感じるようにできていますので、学習は人間にとって、「内発的モチベーション」により動機付けされ、自ら進んで、喜んでするもののはずです。実際、得意な教科や好きな教科はそうなっているはずですし、勉強に限らず、知的好奇心をそそられる行為は、人間にとって深い喜びにつながり、進んで積極的にするものです。
ところが、以上の仕組みで潜在意識に書き込まれた「メンタルブロック」によって、学びという行為が妨げられてしまいます。
このメンタルブロックを持ったまま、どんないい指導者から学習指導受けようとも、どんないい先生から講義を受けようとも、、どれだけ生徒本人が努力しようとも、なかなか成績は改善しません。
よくある、競争をあおり、相対評価(偏差値)を重視する教育システムによって、
むしろ、そのメンタルブロックをより強固なものにしているようにもみえます。
挑戦的な目標・セルフイメージ・内発的モチベーション
外発的モチベーションと内発的モチベーション
苦手科目の克服とか志望校合格などの目標を達成するためには強く継続的な内発的(自発的)なモチベーションが必要になります。
アメ(報酬)とムチ(罰)による外発的なモチベーションも一時的には有効ですが、自分が本当にやりたいと思っていないのでその行為自体が本人の喜びにつながらないため、その行為に対する興味が薄れやすく、多くの場合、ちょっとした問題で努力をあきらめてしまいます。
仮に努力を継続できて目標を達成できたとしても、その目標達成により一気にモチベーションが冷めて、ほかのことにやる気がなくなり、せっかく努力して目標達成したのに、長い目で見たら、本人の成長や幸せを妨げてしまうことにもなります。
モチベーションをあげるための「外発的動機付け」が、学習を妨げるメンタルブロックを創り出す主要因であることは、先に述べたとおりです。
内発的モチベーションを生み出す
では、どうすれば、継続的なやる気の素となる内発的モチベーションを生み出すことができるでしょうか?
上の図が、内発的モチベーションが発生する仕組みをあらわした図です。
セルフイメージ(自分に対する自分の評価・解釈)が現状とイコールの人は、基本的に、現状がコンフォートゾーン(居心地の良い場所)になり、自己改善のための努力のような内発的モチベーションは発生しません。
「何のために勉強するの?」といった疑問を持っている人は、この状態(現状=セルフイメージ)になっていて、努力の必要性を感じてません。むしろ、努力しなくていい場所がその人のコンフォートゾーンになっているので、ホメオスタシス(恒常性)という変化を嫌う人間の本能によって、努力を嫌う傾向があります。
例としては、将来の目標や希望なく、志望校に合格した後の状態です。
目標達成の安堵感とともに、努力する必要がないわけですから、勉強する意欲がわかない状態です。この状態が、何カ月も続くと、結果は誰もが予測した通りになります。
自己改善を図るための内発的モチベーションを生み出すためにはには、
まずは、
1.現状の延長線上を超えた挑戦的な目標設定
さらに、
2.自分のセルフイメージをその目標を達成した意識の状態にする。
これで、目標を達成した状態が、自分のコンフォートゾーンになります。
ところが、リアルな現状は、もちろん、まだ目標を達成できている状態ではありませんので、目標と現状の間にはギャップがあります。
3.そのギャップがエネルギーになって、内発的モチベーションが生まれる。
「私は、こんなレベルのものではない!」
「私は、まだまだヤレる!」
といった、やる気の高揚感がある状態のことです。
スポーツで、試合に負けて、悔し涙を流している選手の心理状態です。
このように、望ましい内発的モチベーションは、まずは、現状の延長線の外にゴール(挑戦的な目標)を置くことから、始まります。
イニシャル・コーチング
冒頭で説明しましたが、以下の目的のために、
1.学習(もしくは特定の教科)に対する苦手意識(メンタルブロック)の解消
2.挑戦的な目標設定ができるマインドセット(無意識の思考の癖・習慣)の獲得
3.セルフイメージ(自己肯定感・自己効力感)の向上
4.学習や日々の努力の意味・意義の獲得
5.以上のプロセスを実施・体験することで「人生に対する肯定的な解釈力」の獲得
以上の目的のために、
■ 講義と資料の提供
・主に量子力学をベースにした意識と現実の仕組み【意識が自分の現実を創っているというメカニズム】の講義
【参考資料(一部)】
イニシャル・コーチング資料1
・主に心理学やマインドフルネスをベースとした願望実現のための【意識のトレーニング方法(ステップと概要)】の講義
【参考資料(一部)】
イニシャル・コーチング資料2
■ コーチング音声動画の提供
学習に対するメンタルブロックの解消や、挑戦的な目標設定ができるマインドセットおよび、セルフイメージ(自己肯定感・自己効力感)の向上のための継続的なエクササイズ(メンタルトレーニング)を誘導する音声動画の提供
以上のような、メンタルブロックを外すとか、目標設定のためのマインドセットやセルフイメージをあげるといったコーチングを提供している教育機関は今のところまだ少ないのが現状です。
ビジネスや人生においては、コーチングや社員教育、自己啓発の分野で、量子力学や潜在意識、心理学、脳科学およびマインドフルネスなどのメンタルトレーニングは、既に実施されており、とくに精神や心と人生やビジネスでの成功の関連性の研究では世界で先進的な立場にある米国では、あたりまえになっています。
実例としては、グーグルやアップルなどの先駆的な企業では、十数年前から取り入れられ、仕事の生産性向上や従業員の人生の幸福度向上(ウェルビーイング)の効果が明らかに認められてきています。
当塾でも、過去十数年、教科の個別指導と並行して、メンタルトレーニングを中心としたコーチングを実施してきました。
その結果
・通信制やフルースクールの高校から国立大学や公立大学に推薦ではなく一般入試で合格
・自分に全く自信が無かった高校生が、挑戦的な人生の目標を立て、その通過点である志望大学に合格
・どこに通っても無理だった苦手教科の成績が向上
・偏差値30台から偏差値60の大学に合格
など、本人も周りの人も、無理だと思っていたことを実現しています。
もちろん、全ての人に効果があるわけではありませんが、
教科指導だけでは実現できなかったことが、イニシャル・コーチングを提供することで、目標達成の確率が格段に上がっています。