【英語】+20点!センター試験/マーク模試で得点を上げる解き方

センター試験およびマーク模試の英語(筆記)で解き方を変えるだけでプラス20点、点数を上げる方法を紹介します。

ただし、現在の点数が平均点前後(90点台から130点台)の人が対象。

90点未満の人は、ここで紹介する方法を使っても、基礎力が不足している(きっと、半分ぐらいしか英文が読めていない)ので、さほど点数は上がりません。
解き方のテクニックよりも、基礎学力(文法、単語、読解力)を増強することに努めてもらいたい。

140点以上の人は、センターレベルの英文はほぼ正確に読めている状況で、解答スピードも80分の制限時間内で解答できるくらいにはなっていると推測するので、今回、紹介する解き方はあまり有効ではありません。
解き方の方法論よりも、語法、イディオム、難易度のある英単語、長文読解力などの増強に努める方が、より志望校に近づけると思います。
もし、興味があり読む時間を割いてもらえるなら、何らかの解法のヒントにはなると思いますので、参考にしてください。

では、早速、プラス20点の解き方を、2017年に行われたセンター試験(本試)の問題を例に説明します。

参考:
2017年センター試験(本試)英語【問題】ダウンロード
2017年センター試験(本試)英語【解答】ダウンロード

目次

解く順番を変える

最初の問題つまり大問1(発音、アクセント問題)から順番に問題を解いていないでしょうか?

平均点前後の人が最初から順番に解いていくと、
大問6の長文問題(最後の問題)を解き始めるときには、残り時間があまりないはずです。

残り時間が十分でない状況で、大問6にとりかかっても、気が焦ってほとんど英文が頭に入ってきません。
結果、適当に勘でマークして、大問6はほとんど全滅。

という経験をされた人もいることでしょう。
大問6は2017年の本試では配点は36点ですから、平均点(約120点)前後を取れる人にとっては、大問6だけでも20点ぐらいは損をしたことになります。

ずばり、先に解く問題を決める条件は、

  1. 時間をかけたら正解率が上がる
  2. 配点が高い
  3. 難易度が低い

です。

一般的に、時間をかければ正解率があがる問題は配点が高いので、1と2の優先順位は一致します。
3の難易度に関しては、1,2が適合した問題の中で「難易度の低い」=「得点しやすい」問題から解くということになります。

では、詳しく解く順番を説明します。

時間をかけたら正解率がアップする問題から解く

ほとんどの人は知っていると思いますが、
2017年1月に実施されたセンター試験は以下の構成になっており、年度ごとに大問内の内容は若干変化しますが大きな構成上の変化はありません。

  • 大問1(発音・アクセント)
  • 大問2(文法/語法・整序英作文・会話文完成)
  • 大問3(会話文中の空所補充・不要な文の選択・意見内容の要約)
  • 大問4(図表を使った説明文読解・広告などの読み取り)
  • 大問5(物語文の読解)
  • 大問6(説明文の読解)

大別すれば、
大問1,2は「発音・文法問題」、
大問3~6は「英文読解」
となり、
「発音・文法問題」は主に知識を問う問題であり、「英文読解」は総合的な能力を問われています。

知識を問う問題は、知っているか知らないかで正誤が決まり、かける時間にはあまり影響しませんが、
総合的な能力を問う問題は、考える時間をかければかけるほど正解率が上がる可能性があります。

つまり、
「大問1,2」よりも「大問3~6」に時間をかけることで全体の正解率があがります。

配点の高い問題から解く

2017年のセンター英語の配点は、

  • 大問1:2点/1問(計14点)
  • 大問2:A:2点、B,C:4点/1問(計44点)
  • 大問3:A:4点、B:5点、C:6点/1問(計41点)
  • 大問4:5点/1問(計35点)
  • 大問5:6点/1問(計30点)
  • 大問6:6点/1問(計36点)

となっており、
明らかに「大問1,2」よりも「大問3~6」のほうが1問あたりの配点が高い。

正解率の面と併せて考えれば、
「大問1,2」よりも「大問3から6」に時間をかける、つまり、「大問3~6」から先に解くことで総合点があがります。

難易度が低い問題から解く

センターの英語(筆記)の試験は、1日目の社会、国語の後に行われます。
体力的にも精神的にも相当疲れている頃でしょう。

さらに、社会、国語で「日本語」というなじみのある言語で問われ続けたあとに、「英語」というある意味「なじみのない言語」で問われることになります。

頭の切り替えが必要ですが、できるかぎり切り替えのギャップは少ない方がよいでしょう。

つまり、「難易度の低い問題」=「やさしい英文の問題」から解き始めた方が、頭の切り替えのギャップは少なく、負担が減ります。
また、やさしい英文の問題は得点しやすい問題でもあるので、得点率の面からも理にかなっています。

得点が上がる解く順番

大問3から大問6

大問3~6のなかで難易度の低い(やさしい英文の)順番は、

  1. 大問3A (会話文中の空所補充)
  2. 大問5 (物語文の読解)
  3. 大問4B (広告などの読み取り)
  4. 大問4A (図表を使った説明文読解)
  5. 大問6 (説明文の読解)
  6. 大問3B (不要な文の選択)
  7. 大問3C (意見内容の要約)

となりますが、これでは解く順番が複雑でマークミスを誘発しかねません。

さらに、解く順番の条件

  1. 時間をかけたら正解率が上がる
  2. 配点が高い

を考慮すると、
大問3から大問6までの解く順番は、

  1. 大問5 (物語文の読解)
  2. 大問6 (説明文の読解)
  3. 大問4B (広告などの読み取り)
  4. 大問4A (図表を使った説明文読解)
  5. 大問3C (意見内容の要約)
  6. 大問3B (不要な文の選択)
  7. 大問3A (会話文中の空所補充)

が妥当な解く順番となります。

大問1,2

大問3から大問6を解いた後の大問1、2の解く順番は、

  1. 時間をかけたら正解率が上がる
  2. 配点が高い
  3. 難易度が低い

この優先順位を考えると、

  1. 大問2C (会話文完成)
  2. 大問2B (整序英作文)
  3. 大問2A (文法/語法)
  4. 大問1A (発音)
  5. 大問1B (アクセント)

となります。

平均点前後の人で最初から問題を順番に解いていた人は、ぜひ、この「解く順番」を試してください。
冒頭にも述べたが、この「解く順番」を変えるだけでも20点ぐらい上がる可能性が十分にあります。

センター英文読解問題(長文問題)の解き方

さて、センター試験やマーク模試英語の大問3から6までの英文読解問題を解く際、みなさんは、問題本文を2度、3度と読み返すことはないでしょうか?

例年、センター試験の英語(筆記)では、問題本文と設題文の総英単語数は4000語近くになります。
試験時間は80分ですから、読むだけでも1分間に50文字の速読力が必要です。

平均点前後を取れている人は、ある程度の速読力がついていると推測できますが、それでも、速い人でせいぜい1分間に80文字程度の速読力ではないでしょうか。

その速読力で、問題を解く際に、問題本文を2度、3度読み直すと、いったいどうなるか?

時間不足

つまり、制限時間80分の中では解ききれない、という結果になります。

解く順番を変えることで、得点率を上げる方法をすでにご紹介しましたが、80分以内に解ききれない状態では、解く順番を変える効果も薄くなります。

もちろん、単語、語法、イディオムなどの語彙力と音読トレーニングなどによる読解力を向上させ、英文速読力を上げることが本当の解決策であり、本番のセンター試験まで、さらには、私大、国公立大2次試験まで読解力向上に努力することが、英語学習の王道である、という考えには異論がありません。

ただ、現時点の速読力(読解力)で、解き方を変えることによって、問題本文を2度、3度、読むことなく、できる限り1回の読解で解答できるなら、それに越したことはないでしょう。

では、これから、大問3から6までの大問ごとに、「極力1回の読解でしかも正解率が上がる、解く方法」を解説します。

大問1:発音、アクセント および 大問2:文法・語法・イディオム・整序に関しては、解き方よりも、地道に語彙、語法、イディオム、会話などをビンテージ、ネクステージ、アップグレード、スクランブルなどの問題集・参考書でマスターした方がより確実に成績が上がりますので、ここでは解き方は解説しません。

大問3の解き方

大問3A(会話文中の空所補充)の解き方

大問3Aについては、効率のよい解き方は残念ながらありません。

下図は、2017年のセンター試験の大問3Aですが、本文も選択肢もほぼ同等の情報量のため、先に選択肢を読んでも効率はあまり上がりません。

ただし、確実に解くための方法としては、

空白の前後をしっかりと読んで状況をイメージしてから、選択肢を読んで解答する

です。

では、2017年センターを例に解き方を説明します。

問1

空白の前後の会話(黄色と緑のアンダーラインの箇所)をしっかりと読んで、状況をイメージする。

—会話—
生徒が、スピーチの下書きのチェックの時間を今日取れるかと先生に尋ねているが、
先生は、いくつかのアポがあって、今日は時間がないと言っている。

生徒は、分かったと言って、【空白】

先生は、YESと言って、その下書きをeメールで送ってくれれば、生徒が来る前に目を通しておくと言った。
—会話—

以上から、状況としては、
生徒と先生は、下書きを確認するために会う約束をした
ということが推測できます。

結果、選択肢としては、
(2)の”明日の放課後、先生のところに行っても良いですか?”
が最も適切な会話文になります。

問2

空白の前後の会話(黄色と緑のアンダーラインの箇所)をしっかりと読んで、状況をイメージする。

—会話—
ケンが、この週末、メモリアルパークに行こうとイーサンを誘った
イーサンが、どれくらい遠いのかと尋ね
ケンが、特急で約2時間答えると
イーサンが、遠いね、いくらかかるのかと費用を確認すると
ケンが、約6,000円と答え、でも本当にきれいらしいと言った

イーサンは、分かってるけど【空白】と言って、どこか他の場所を探そうと言った
—会話—

以上から、状況としては、
ケンとイーサンは、この週末、外出することは決まっているが、ケンが提案したメモリアルパークへ行くことは、費用のことでイーサンが渋っている
ということが推測できます。

結果、選択肢としては、
(3)の”すごく高すぎる”
が最も適切な会話文になります。

大問3B (不要な文の選択)の解き方

この大問3B (不要な文の選択)を苦手とする受験生が多いようですが、解き方によって、正解率の向上と時間短縮が図れる問題でもあります。

さっそく解き方を説明します。

  1. まず、先頭から選択肢までの文章をしっかりと読む
  2. ここで、何についての文章かをしっかりと把握してください。

    選択肢までの文章で、

    何かの
    特長、性質、原因、理由、変化、要素、ポイント、長所/短所、違い/共通点、順序、手順、内容
    を説明していますので、

    この文章を確実に把握してください。
    この文章の内容にそぐわない選択肢が「答え」になります。

  3. 次に、一番目の選択肢から読んで、冒頭の説明とあっている内容かどうかを確認します
  4. あっていれば、「答え」ではありません。
    違っていれば、それが「答え」です。

  5. 一番目の選択肢があっていた場合、二番目の選択肢から読んで、冒頭の説明とあっている内容かどうかを確認します
  6. 以降、同じことを各選択肢で繰り返してください。

正解が見つかった時点で、後の選択肢や文章を読む必要はありません。
不安な場合のみ、以降の選択肢や文章を読んでください。

では、2017年のセンター試験 大問3Bを例に解き方を説明します。

問1

まず、選択肢までの文章(赤のアンダーラインの文章)を読むと、

正しい靴を選ぶための重要なポイント

ということがこれから説明されることだと分かります。

それ以外の内容の選択肢が「答え」になります。

選択肢をそれぞれ読んでいくと、

①靴の内側の底の部分、インソールが歩くときの衝撃を吸収する素材でできているか確かめる
これは、冒頭の文章と内容があっていますので、答えではありません。

次に、二つ目の選択肢は、
②靴の上部は通気性の良い素材、たとえば皮とか布、が望ましい
これも、内容があっていますので、答えではありません。

続いて、三つ目の選択肢、
③ファッショナブルなデザインで有名なブランドの靴もある
これは、冒頭の文章と内容「正しい靴を選ぶための重要なポイント」とは違います。
よって、これが答えです。

以降は、読む必要がありません。
不安であれば、確認のために読んでください。

問2

まず、選択肢までの文章(赤のアンダーラインの文章)を読むと、

物品の輸送手段の長所と短所

ということがこれから説明されることだと分かります。

それ以外の内容の選択肢が「答え」になります。

選択肢をそれぞれ読んでいくと、

①空輸は、費用が高い場合もあるが、迅速な配達を必要とする品物を運ぶのに適している
これは、冒頭の文章と内容があっていますので、答えではありません。

次に、二つ目の選択肢は、
②バスは多くの乗客を運ぶことができ、日常生活に便利である
これは、冒頭の文章と内容「物品の輸送手段の長所と短所」とは違います。
よって、これが答えです。

以降は、読む必要がありません。
不安であれば、確認のために読んでください。

問3

まず、選択肢までの文章(赤のアンダーラインの文章)を読むと、

「かつて学んだことを忘れた場合、学んだ場所へ行きなさい。」という考えを支持する実験の例として、
ダイバーの2つのグループが海に行った。

ということが説明されていますので、ダイバーが海に行った後の内容(実験手順)が説明されるはずです。

それ以外の内容の選択肢が「答え」になります。

選択肢をそれぞれ読んでいくと、

①水中で単語のリストを聞いた後、陸に戻って、思い出せるだけ多くの単語を書きとめた
これは、冒頭の文章につづく内容になっていますので、答えではありません。

次に、二つ目の選択肢は、
②1日後、一つのグループは陸に残り、もう一つのグループは海に戻った
これも、一つ目の文章に続く内容になっていますので、答えではありません。

続いて、三つ目の選択肢、
③研究者たちは慎重に単語のリストを選び、ダイバーたちは潜る場所を選択した。
これは、二つ目の文章に続く内容ではありません。
よって、これが答えです。

以降は、読む必要がありません。
不安であれば、確認のために読んでください。

大問3C (意見内容の要約)の解き方

大問3Cは、本文の文章量が設題と選択肢の文章量よりも明らかに多いため、

設題と選択肢を読んで、本文を読み解答する

という解答手順がとれます。

この解答手順の利点は

  • 本文を読んで設題と選択肢を探すよりも、記憶量が少なくて済む【記憶量の低減】
  • 設題と選択肢を先に読むことで、意図を持って本文が読めるので、本文が頭に入りやすい【集中力向上】
  • 本文を読んでいる途中で、答えが分かったら以降の本文を読む必要がないことがある【時間短縮】

などのメリットがあります。

ただし、センターの長文問題はすべて、本文の英文よりも設題や選択肢の英文の方がやや難易度が高いので、本文より先に設題や選択肢を読む場合は、特に慎重に注意深く読むように心がけてください。

また、選択肢を読む際に、重要だと思う箇所に線を引いたり、選択肢の横にポイントをメモしても良いでしょう。

では、2017年のセンター試験の大問3Cを例に説明します。

問1

まず、設題を読む前に、

どのような内容の討論なのかを冒頭の文で把握【上図①】してください。

街をどのように開発していくか?の討論のようです。

設題には直接関係ない内容ですが、予備知識があった方が読解しやすいので、ザーッと目を通すように読んでください。

設題を読む【上図②】

アリスがトムが述べた内容を要約しているようです。

①私たちの街の住民は別の街へ仕事に行くことを好んでいる
②新たなビジネスの売上を上げるためには、かなり多くのしなくてはいけないことがある
③私たちの街の人々は新たな仕事の場所から利益を得るだろう
④隣の街で働くことは、人々の暮らしを良くするかもしれない

以上の内容になります。

これらの選択肢の内容を頭に入れて、

本文を読む【上図③】

③が答えであることが分かります。
そのままズバリの答えが選択肢にあるわけでありませんので、最も適切な答えを探してください。

問2

設題を読む【上図①】

アリスがキャロルとリックがショッピングモールについて感じていることを要約しているようです。

(ショッピングモールは)
①ハイウェイを修繕するためのお金を私たちの街にもたらす
②繁華街と北東の地区を開発する
③多くの論争や議論を引き起こす
④私たちの街の経済と利便性を改善する
(ことに役立つ)

以上の内容になります。

これらの選択肢の内容を頭に入れて、

本文を読む【上図②】

④が答えであることが分かります。
もちろん、そのままズバリの答えが選択肢にあるわけでありませんので、最も適切な答えを探してください。

問3

設題を読む【上図①】

アリスがレスリーとエレンの述べたことを要約しているように見えますが、
実は、今まで発言したすべての人の発言を要約しています。【上図①のアリスの発言の赤線部参照】

(今までの議論から判断すると、皆さんは、街を開発する際には、)
①大きなショッピングセンターを造る
②住民の家族の生活を考慮する
③従業員の数を増やす
④自然環境のことを考える
(べきだと考えている、ようです。)

以上の内容になります。

これらの選択肢の内容を頭に入れて、

本文を読み【上図②】、今までの発言者の意見を考慮する

②が答えであることが分かります。

レスリーとエレンの意見【上図②】では、④も答えのように見えますが、アリスの「皆さんは、・・・・と考えている」という発言で、レスリーとエレンだけの意見ではなく、今までの発言者全員の意見のまとめであるという判断が必要でした。
ちょっとひっかけですが、

設題を良く読んでください。ということが教訓です。

大問4の解き方

大問4A(図表を使った説明文読解)の解き方

大問4Aはグラフや表を使った説明文読解です。
グラフや表の読み取ることが重要ですが、英文本文も2ページ程度の量がありますので、効率よく解いていく必要があります。
ただし、本文の量が多いためか、設題順に本文に解答がありますので、一つの設題を読んで本文を読んで解答し、次の設題を読んで本文を読む、といった、記憶量が少なくてすむ解き方が可能です。

以下は2017年の設題と答えが書いてある本文を示したものです。
このように設題順に本文中に解答がありますので、

一つの設題を読んで ⇒ 本文を読んで解答 ⇒ 次の設題読む ・・・

といった記憶の量を極力減らした解答方法ができます。

大問4Aの効率の良い解き方

では、具体的に2017年の大問4Aを例にして効率の良い解き方を説明します。

  1. まず、第一段落を読んで、テーマや内容について把握 【下図①】
  2. 次に、グラフ(もしくは表)を確認して、示されたデータの内容を把握 【下図②】
  3. 設題1の設題文と選択肢を読む 【下図③】
  4. 本文の第二段落から読み進め、 【下図④】
  5. 答えがあったら解答 【下図⑤】
  6. 設題2の設題文と選択を読む 【下図⑥】
  7. 設題1の答えがあった箇所以降の本文を読んで答えを探す 【下図⑦】
  8. 以下同様

この解き方を行えば、解答中の記憶量を減らすことができ、結果として、本文や設題、選択肢を2,3度読む必要がなくなります。

ただし、設題文や選択肢文は本文よりも難しく、焦って読むと内容が把握できない、もしくは、間違って把握する可能性がありますので、冷静に読んでください。

大問4B(広告やウェブサイトなどの読み取り)の解き方

大問4Bは広告やウェブサイトなどの説明文の読み取り問題です。
大問5,6の長文問題とは違い、問題本文(大問4Bでは広告・ウェブサイト)と設題文の情報量はあまり大きな差がありませんので、設題と選択肢を読んでから問題本文を読むという方法が必ずしも適切ではありません。
さらに、必ずしも設題の順番通りに、答えが広告・ウェブサイトの本文に並んでいるわけではありませんし、広告やウェブサイトのどこに答えが書いてあるかも分かりません。


このような問題を解く場合は、

  1. まず、広告やウェブサイト本文のどこに何が書いてあるかを把握する
  2. 次に、それぞれの設題と選択肢を読んで、広告やウェブサイト本文中の答えを探す

という手順で解きます。

広告やウェブサイト本文のどこに何が書いてあるかを把握する

まず、本文(広告やウェブサイト)のどこに何が書いてあるかを把握するために、
下記の内容を読む。(詳細の内容までは読む必要がありません。)

  • タイトル:【下図①】
  • タイトル下の説明文:【下図②】
  • 表の縦横の項目名(内容までは読む必要なし):【下図③】
  • グラフとか図がある場合は何を記載してあるか
  • 表・グラフ・図の注釈(ざっと目を通し書いてある内容を把握)
  • 太字で書いてある見出し(内容までは読む必要なし):【下図④】

以下は2017年のウェブサイト本文で、赤枠内を読みます。(本文中の番号は上記の項目の番号と同じです)

設題と選択肢を読んで、広告やウェブサイト本文中の答えを探す

広告・ウェブサイト本文の記載内容の大まかな把握ができたら、

  1. 設題1の設題文を読み
  2. それそれの選択肢を読みながら、関連事項が記載されている広告・ウェブサイト本文を読み答えを探し最も適切な選択肢を解答
  3. 設題2以下同様

以下は2017年の設題と答えが書いてあるウェブサイト本文を示したものです。

2017年は答えが設題順にほぼ並んでいましたが、設題順ではない場合もありますので、本文のどこに何が書いてあるかの把握が解答スピード上げるために重要になります。

大問5(物語文の読解)の解き方

大問5に限らず、センターのすべての英文読解問題に言えることですが、

設題と選択肢を読み ⇒ 問題本文を読む

の順序で解くと効率がよい。

理由は3つあります。

  1. 記憶する量が少なくてすむ(明らかに問題本文の情報量より設題と選択肢の情報量がすくない。)
  2. 設題と選択肢を先に読むことで、意図をもって問題本文を読むことができ、英文が頭に入りやすい。
  3. 結果、問題本文の2度読みが減り、解答の精度が高まる。

設題と選択肢から読む

下図は、2017年のセンター本試の大問5の問題本文(左)と設題(右)ですが、
明らかに、情報量は、問題本文よりも設題と選択肢が少ない。
設題と選択肢を先に読んで、問題本文を読み進めた方が、記憶と情報の摘出の効率がよい。

設題順に問題本文の答えが並んでいる

さらに、下図は、各設題の答えが問題本文のどの個所にあるかを示した図ですが、
設題の順番通りに、問題本文内に答えに関する文章が並んでいます。
(2016年センター本試の大問5も同じく、設題順に問題本文に答えが並んでいます。)

大問5の解き方

設題順に答えが並んでいるのだから、解く方法としては、

  1. 設題1と選択肢を読む(重要だと思う個所をマーク、メモもOK)
  2. 問題本文の先頭から設題1の答えを探して読み、答えが見つかったら解答
  3. 設題2と選択肢を読む
  4. 問題本文の先ほどまで読んだ個所から、設題2の答えを探して読み、答えが見つかったら解答
  5. 以下、同じことを繰り返す。

の順序で解けば、二度読みも減り、解答精度もあがります。

大問6(説明文の読解)の解き方

英文で書かれた説明文(論説文)の特徴

英語で書かれた説明文(論説文)には一つの特徴があります。

それは、
各段落の最初の文章か最後の文章のどちらかに、その段落のテーマや趣旨を記載する。
というものです。

これは英語で論説文を書く場合のルールですから、センターの太問6もそれにならっています。

以下は、2017年センター英語の大問6の各段落の最初の文と最後の文を抜粋したものです。
英文のあとに、日本語訳を記載したのでそれを読んでみてください。

段落1
最初の文:
For most people, their friendships are a valuable and important part of who they are.
最後の文:
Fortunately, even when such conflicts occur, it is possible to find ways to maintain or save the friendships.
段落2
最初の文:
One way to help save a friendship in trouble is to keep in touch.
最後の文:
Not cutting off contact, even when we may be angry, is very important for maintaining good relationships.
段落3
最初の文:
Another way to help a friendship is to see things from our friend’s point of view.
最後の文:
Mark then understood why Kate hadn’t come and, instead of being angry, he felt sympathy for her.
段落4
最初の文:
An important part of dealing with friendships is to recognize and accept that they can change as our needs and lifestyles evolve.
最後の文:
We should keep in mind that we may still be friends but not in the same way as before.
段落5
最初の文:
How do people keep friendships for a long time?
最後の文:
By taking their friends’ viewpoints and not being afraid to express their honest feelings, those who were interviewed were able to keep something minor from growing into a major argument.
段落6
最初の文:
We all know that friendships are precious, but we also understand that friendships are not always stable.
最後の文:
However, regardless of the states of our friendships, they will continue to be an important part of our lives.

訳すと

段落1
最初の文:
ほとんどの人にとって、その人の友達付き合いはその人の人となりを表わす価値のある重要なものである。
最後の文:
幸運なことに、そのような衝突が起こったときでさえ、交友関係を維持し守る方法を見つけることができる。

段落2
最初の文:
よくない状態にある交友関係を修復するのに役立つ一つの方法は、連絡を取り合うことだ。
最後の文:
接触することをやめないことが、怒りに満ちているときでさえ、適切な交友関係を維持するのに非常に重要である。

段落3
最初の文:
交友関係の維持に役立つ次の方法は、友人の視点から物事を見ることだ。
最後の文:
そして、マークはなぜケイトが来なかったを理解し、怒るかわりに、ケイトに共感を覚えた。

段落4
最初の文:
交友関係に対処するために重要なことは、我々のニーズと生活様式が進化するにつれて、交友関係の内容が変わる可能性がある、ということを認識し受け入れることだ。
最後の文:
前と同じではないけれども、交友関係を維持し続けることができることを、肝に銘じるべきだ。

段落5
最初の文:
どのように人々は長い期間にわたって交友関係を維持するのか?
最後の文:
友人の見方・考え方を尊重しつつ、本音で対応することをためらわないことによって、インタービューに応じた人たちは、些細な出来事を大きな争いに発展させないようにしていた。

段落6
最初の文:
みな、友情は貴重なものであるが、必ずしも安定しているわけではない、と理解している。
最後の文:
しかしながら、交友関係がどんな状態であっても、その友情は我々の人生にとって重要なものであり続ける。

このように、各段落の最初と最後の文章を読めば、各段落と全体のテーマおよび作者の言いたいことや結論がほとんど理解できるのではないでしょうか。

知っているテーマの英文は、読みやすい

知っているテーマの英文は、少々分からない単語や難解な文構造があっても、読み易い、という経験をした人も多いでしょう。

センター試験では、公平を図るために、一般的な受験生があまり知らないテーマを問題に採用する傾向があります。
2017年の本試も、上述のように、「友情の維持の仕方」というテーマを採用し、多くの受験生にとって、友情というものは身近なテーマであるけれども、学術的に研究された内容を読む機会があまりない内容をテーマとしています。

つまり、あまり知らないテーマが問題文になることを前提として、
先ほど紹介した、各段落の最初の文と最後の文を読むことで、テーマを頭の中で構築してから、問題を解くようにすれば、
まったく未知のまま問題文を読むより理解が深まります。

各段落の最初と最後の文章を読むだけで大問6の最後の2問が解ける

さらに、もし、ある程度正確に各段落の最初と最後の文章および設題の文章を読むことができれば、
それだけで、大問6の設題Aの問5と設題Bの2問が解けます。
(平均点前後をすでに取れている人は、知らない単語や文構造があるかも知れませんが、ほぼ正確に読めているはずです。)

2017年(本試)の大問6の設題A問5と設題Bをみてみましょう

設題A問5の日本語訳は、

この文章の最も適切なタイトルは?
①交友関係を続けるためのアドバイス
②あなたと友達を守ること
③交友関係の重要な鍵としての強さ
④変わりゆく友情の本質

各段落の最初と最後の文章を読むだけで、①交友関係を続けるためのアドバイス が答えだと分かるでしょう。

設題Bの各段落のテーマの日本語訳は、

①長い期間の友情に関する研究結果についての報告
②友の受け取り方から状況を見ることの重要性
③友情の形は変化していくものであるという理解の重要性
④友人とのふれあいや交流を維持することの価値

各段落の最初と最後の文章を読んだだけで、、

段落2 ⇒ ④
段落3 ⇒ ②
段落4 ⇒ ③
段落5 ⇒ ①

が各段落のテーマであると分かるでしょう。

このように、各段落の最初の文章と最後の文書を読むことで、設題Aの問5と設題Bを解くことができますが、

不安であれば、設題Aの問1から解き、本文をある程度読んでから、この設題Aの問5と設題Bを解いても大丈夫です。
効率の差はあまり無いでしょう。

大問6(説明文の読解)の解き方

大問6は以下の手順で解くことで、2度読みが減り、解答精度があがり、短時間で解答できるようになります。

  1. 問題本文の各段落の最初と最後の文章を読み、テーマと作者の意図や結論を把握する(重要だと思う個所をマーク、メモしてもOK)
  2. 設題A問5(文全体のタイトルを問う問題)と設題B(各段落のテーマを問う問題)を解く(全問題を解いたあとに再確認してもよい)
  3. 設題A問1と選択肢を読む
  4. 問題本文の該当する段落を読み解答
  5. 設題A問2と選択肢を読む
  6. 問題本文の該当する段落を読み解答
  7. 以下、同じことを繰り返す。

2018年センターの変更点予測

大問3の問題形式は、4、5年ごとに変更され、2017年の問題形式が2014年から4年間続いていることから、2018年はA、B、Cのいずれかが変更になる可能性があります。
大問4のA:図表問題、B:広告問題とも10年以上変更がないため、2018年も同じ形式の問題になると推測します。
大問5はよく変更がある大問ですが、今回の形式になって2年程度のため、変更はないと推測します。
大問6も変更はないと推測しますが、最後の段落ごとのタイトル選択の問題は、変更後5年程度経過しているため、若干の変更の可能性があります。

最後に

センター試験の英語(筆記)に関して、得点率を上げる解き方を説明しました。

ここで説明した内容は、実際に、塾生を指導する中で成果があった解き方ですので、是非、チャレンジしてみてください。

ただし、英語学習は、地道に、文法、語彙を覚え、英文を精読、音読し、ネイティヴの音声データに会わせてリピーティングやシャドウイングを繰り返すことが一番の有効な手段です。
さらに、地道に努力すれば確実にレベルアップできる教科です。

この投稿では、若干、安易な得点アップの手段を解説しましたが、英語学習の本道を解いているわけではありません。
悪しからず。


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