【大学受験】に【個別指導】の塾が向く受験生は、こんな人

【大学受験】に個別指導の塾が向かない、という意見をときどきネットなどで見ますが、
ところが、個別指導でなければ、よい結果がでない人もいます。

【大学受験】に個別指導の塾が向く受験生は、こんな人です。

  • 受験科目に苦手な科目がある人
  • 人との調和を好み他者を優先しがちな人
  • 共感力が強く他者の感情や意識に敏感な人

では、それぞれ、個別指導の塾が向く理由を書かせていただきます。
大学受験の塾・予備校選びの参考にして頂ければと思います。

受験科目に苦手な科目がある人

苦手科目は集団授業では伸ばせません

はっきりと言います。
大学受験の勉強を始める時点で模試で平均点未満の科目は、集団授業ではなかなか伸ばせません。その理由は、受験勉強をする前段階での基礎学力が備わっていないからです。


有能で教え方の上手な講師でも、集団授業という決まったカリキュラムに従った授業形式では、苦手な科目を伸ばすことは論理的に判断して難しいものです。
なぜなら、苦手な科目に関しては、

  • 不足している知識の内容が人によって違う
  • 人によってさまざまな不足部分を、決まったカリキュラムの集団授業で補うことは事実上不可能です。

  • 不足している能力が人によって違う
  • たとえば、数学が苦手な人は、設題の読解力、立式力、式の展開力、計算力などの能力のいずれか一つもしくは複数の能力が不足しているため、苦手になっています。
    集団授業で、その不足している能力を個々に見極め強化することは、事実上不可能です。

さらに、不足している知識や能力は、高校ではなく中学レベルのものかも知れません。
その場合は、高校レベルの授業をいくら受けても、なかなか伸ばせません。

詳しくは、

中学までは授業をまじめに受ければ成績はある程度までは伸びますが、 高校生になると 集団(一斉)授業では苦手教科の成績が上がらない ということがよくあります。 塾や学校の 集団(一斉)授業を受けるだけでは成績が上がらない理由は、2つあります。

苦手科目の克服の方法

ずばり、苦手科目は、苦手になった時期の履修内容に戻って学習し直す必要があります。

ほとんどの科目(特に国語・英語・数学)は、その履修内容は学年ごとに積み上げる階層的な構造になっています。大まかに言えば、中学レベルが基礎にあり、その上に高校レベルの履修内容があります。中学レベルの内容が不安定な状態で、いくら高校レベルの内容を学習しても、効果があまりありません。

詳しくは、

苦手な科目を克服して成績を上げるためには、1つの大きな決断が必要です。 それは、 「その科目のいま現時点での学校の勉強の手を緩めてでも、苦手になったころの単元に戻って学習し直す」 という決断です。 難しい決断ですが、 早期にこの決断をし、行動に移さないと、苦手な科目の克服はどんどん難しくなります。

大学受験は、苦手科目の克服が鍵

多くの受験生は得意な科目を伸ばすことに力を注ぎ、苦手な科目の学習には目をつぶりがちですが、大学受験においては、苦手科目の底上げが最重要になります。特に、国公立大学を受験する場合は苦手科目の克服が合否を決めるといっても過言ではありません。

理由は簡単です。
例えば志望校の合格圏内に入るために、大学共通テストで80%を取る必要があったとしましょう。
どんなに得意な科目であっても、最高点は100%ですから、貯金できる点数は20%までです。もし苦手科目で60%以下を取ってしまうと、その時点で得意科目の貯金は吹き飛んでしまいます。
要求される総合得点率が高ければ高いほど、苦手科目を克服できたかどうかは合否に大きく影響します。

苦手科目の克服は個別指導が最適

しかし、苦手科目の苦手の原因(=どこで階段を踏み外したのか)を、自分自身で冷静に分析・判断することは非常に難しいことです。また、そのような判断ができたとしても、どのような学習をすればその原因を克服できるのかがわからなければ、結局同じことの繰り返しです。

これにはやはり第三者の助けが必要となります。

さらに、「苦手対策指導」を行うには、まず、学生の苦手な単元や不足している知識と能力を見極め、その不足している知識や能力の向上を適切に指導・誘導する必要があり、さらに、苦手を克服し「志望校合格」を達成するためには、敬遠しがちな苦手科目の学習に対する自発的なモチベーションを持続できるように心理面での指導も教科指導とあわせて行う必要があります。

このような指導能力を持った講師が、個別で塾生1人ひとりの学習レベルから得意・苦手科目、さらにはその原因までをしっかりと観察・判断し指導することが、苦手科目の克服には最適といえるでしょう。

人との調和を好み他者を優先しがちな人

このような人は、クラスをまとめる側からみれば協調性があって従順なので、指導しやすい人です。
また、グループで何かを成し遂げる場合には、能力を発揮する人です。

でも、本人の立場でみれば、集団授業で能力を発揮できるタイプではありません。
集団授業で能力を発揮するために決定的に不足しているものがあります。それは、競争心です。
いいかえれば、集団授業で成績を伸ばすためには、最低限、この”競争心”が強くなくてはいけません。

協調性が強く競争心が薄い人は、集団で特出することが苦手なため、個別指導向きです。

しかし、本来、学習において競争心は特に必要ありません。

  • 知らないことを知りたい。
  • できないことをできるようになりたい。

という向上心つまり”成長欲求”が”競争心”よりも重要です。

共感力が強く他者の感情や意識に敏感な人

感受性が強いため、多くの人の中にいると、その人たちの感情や意識に振り回されて疲れてしまう人です。

前項の場合と同じく、よい面を持ってはいるのですが、集団授業には向きません。

「大学受験に個別指導の塾は向かない」という意見について

「大学受験に個別指導の塾は向かない」という意見の理由として、以下の3点がよくあげられます。

  • 講師のクオリティーの低さ
  • 授業進度の遅さ
  • 高い授業料

講師のクオリティーの低さ

大学受験においては、大学生アルバイトが主体もしくは経験の浅い講師が指導する個別指導塾は不向きでしょう。どのような大学を目指す場合でも、大学受験用の学習においては、指導経験豊富な各教科専門の講師が適切です。

授業進度の遅さ

授業進度に関しては、個別指導塾が遅いとは一概にはいえません。

もっと適切に言えば、授業進度は、速い遅いで善し悪しが決まるものではありません。効率的な学習は、受講生の学力レベルや修得能力に最適な進度で進めるというのが適切です。

授業進度や学習進度の速さをアピールする塾もありますが、受講生がついていけなければ意味がありません。
実際、中高一貫の進学校では一般的に非常に速い授業進度で進めますが、必ずしも全員がその進度に応じた学力になるわけではありません。

下図のように、学習には段階があり、進度が速ければよいといものではなく、各段階を十分に修得して進めることが適切です。もちろん、受験という期限がありますので、その期限に間に合うように個々の学習能力と勘案して学習進捗を誘導する必要があります。
その意味でも、指導経験豊富な講師の個別指導が適切です。

高い授業料

指導経験豊富な講師の時間単価は、どうしても高くなります。
もちろん、学習効果があるからといって、やみくもに指導経験豊富な講師の個別指導を受講すれば、結果、トータルの授業料は高くなります。

ただし、大学受験の学習において重要なのは授業を受けることではなく”自律学習”です。
なぜなら、大学受験で問われるのは知識だけではなく主に能力で、その能力は授業を受けることではなく自律学習によってのみ伸ばすことができるからです。

つまり、授業を長時間受けたからといって、大学受験に必要な能力を伸ばせるわけではありません。

苦手な教科の理解できていない箇所の補強や不足している能力を見極めるために、その教科の授業だけを受講し、そのほかの教科は自律学習で能力を伸ばす。という戦略で十分に大学受験は戦えます。

受講コースによってさまざまな教科の授業をたくさん受講させてトータルの授業料を確保する一般の進学塾や予備校の形式は、実情に会っていない場合も多いものです。実際、大手の塾や予備校では、授業料を払っていても不要な教科の授業は受講していない塾生も多くいます。

集団授業の塾や予備校は、各授業の時間当たりの単価は安くなりますが、トータルの授業料は高くなる場合もありますし、個別指導の塾だからといって、うまく利用すれば、トータルの授業料が高くなるわけではありません。
個別指導の塾で、苦手な教科だけを受講すれば、授業料を低く抑えることもできます。

それでも十分に志望校に合格することはできます。

参考リンク

フェイスでは、苦手科目の克服のために、プロ講師によるコーチング手法による完全個別指導方式を採用しています。 主要教科である国、英、数に関しては、各教科専門の指導経験15年以上の講師陣が指導を担当します。
人材開発や心理学などの研究成果に基づいた「コーチング手法」で、苦手意識によって制限されていた潜在的な能力を最大限に引き出す完全個別の指導...
 

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