国語が苦手を克服するための現代文の解法

Method 1. 設問の分析

<国語の問題を解く入口は、「設問の分析」――「自分がこの問題を解くにあたってどんなことを考えなければならないのか」ということの意識化です。

これは、宝の地図を手に入れるのと同じようなものです。
たとえば、「広島市のどこかにすごい宝がある!」と言われても、いったいどこを探したらいいのか分かりません。宝の地図、あるいは、宝の地図を得るための地図や暗号文(タヌキやコケシの絵の描かれた暗号文)など、なにかしら手掛かりになるものがないと、手の着けようがないでしょう。
国語の問題を解くときも同じで、あてずっぽうに、あるいは何となく本文を読んでも、宝=答えの根拠となる場所は見つかりません。見つかっても、手当たり次第に探すのですから、時間がかかる上に間違いも多くなってしまいます。
「自分がこの問題を解くにあたってどんなことを考えなければならないのか、ということの意識化」というのは、この宝の地図を手に入れるのと同じことです。

先述のStep1「『文字による情報」の読み取り」は、なにも問題の本文だけが対象ではありません。「文字による情報」は、入試問題では、「出題者が設定した設問」も含まれます。
設問から出題者の意図、つまり、「どういうことを受験生に答えさせようとしているのか」を読み取ることで、自分がこの設問を解くために何をしなければならないのかが明確になってきます。

具体的に問題にあたってみましょう。問1は、比較的単純な設問です。

「空欄aに入れるのに最も適当と思われる語を次の①~⑤の中から選び、記号で答えよ」

ここで読みとるべきは、「最も適当なもの」を「一つ」選ぶ、という条件です。
単純だからといって読みとばしたりしないでくださいね。なぜならば、例えば設問には「誤っているものを選べ」とあるのに、それに気づかずに「正しいもの」を選んで×になってしまう、という失敗をする人がいるからです。

問2は、設問の分析だけしておきます。

「傍線部b『権利に対して義務が説かれる』とあるが、『義務』とは何か、
文中の言葉を用いて二十字以内で答えよ。(句読点は一字に数えない) 」

記述の問題では、まず解答の文末表現を決定します。この問題では「『義務』とは何か」とありますから、文末表現は「…こと」という名詞にする必要があります。これを「…から」などの原因理由の文末表現を使っていると、マイナス1点です。

次に、文字数制限です。制限がない場合もありますが、ある場合は、最低限、制限数の-4文字までの文字数で書きましょう。
この問題の場合、「二十字以内」という条件ですから、最低限16文字なくてはならない、ということです。
※ なぜ-4文字なのかは、長くなるのでこのHP上では解説を省略します。

以上の分析は、解答の形式的な部分に関するものです。
でも、大事なのはここから。解答の内容に関する分析です。

この設問において解答すべき内容は、「『権利に対して義務が説かれる』とあるが、『義務』とは何か」ということですね。
この部分を何も考えずただ流し読むだけで、すぐに本文チェックをするのは、あまり「かしこい」やり方ではありません。上述したように、「出題者の意図」つまり「この設問で出題者は受験生に何を答えさせたがっているのか」を把握した方が、この先考えを進めていく上で、大きな手助けとなるからです。

具体的にやってみましょう。
「『義務』とは何か」とあるので、この設問は「義務」について説明する問題です。
ここで、本文をチェックする前に、「では『義務』とはなんだろう?」と考えます。「義務」の辞書的意味です。「義務」とは、「しなくてはならないこと、あるいは、してはならないこと」です。

義務 = しなくてはならないこと、あるいは、してはいけないこと

これを意識できていれば、本文を読むときにも「じゃあ、『しなくてはならないこと』という内容で書かれている部分を見つければいいのだな」という「読むときの目安」を持つことができます。そうすることで、何も考えずに本文を読むよりも素早く正確に「根拠となる部分」へとたどり着くことができるようになります。

もうひとつのポイントは、傍線部bに「権利に対して」とあることです。このことから、考えるべき「義務」は、「権利」と対比されるかたちで書かれているはずだ、という予測も成り立ちます。

このように、本文にあたるまえに「設問の分析」することで、「根拠となる場所」という宝を見つけるための地図が手に入りました!

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