このページは、【理数】問題解説アシスタントの使い方を、画面と一緒にご案内するための手順書です。数式や化学式を扱う問題を取り込み、段階的な解説を引き出すための手順を、順を追って確認できます。
動作環境・準備するもの
- パソコン(PC)
- インターネット接続(AIの解析はクラウド経由で行うため、安定した接続が必要です)
- 解説させたい問題のPDFまたは画像
- 塾生ご自身のGoogleアカウント(Google Docs 出力を使う場合のみ)
APIキー等の接続情報は、アプリに組み込んだ形で配布しています。塾生が別途設定する必要はありません。
起動と初回認証
1. アプリを起動する
起動直後はログタブでAPI接続の確認が行われます。
塾からお渡ししたアプリを起動すると、メインウィンドウが開き、右側の「ログ」タブにAPI接続状況が表示されます。「Gemini API 接続 OK」といった表示が出れば、準備完了です。
メインウィンドウの構成
左パネルに入力用のコントロール、右パネルにタブで結果が並びます。
ウィンドウの構成は以下の通りです。
- 左パネル:認証ステータス、画面キャプチャボタン、PDFドロップゾーン、ページ指定欄、詳細度ラジオボタン(簡素/普通/詳細)、生成ボタン
- 右パネル:ログ/問題/問題解説/用語・公式・関連情報解説 の4タブ構成
基本操作
PDFをドラッグ&ドロップで取り込む
左パネルの「PDF」エリアにファイルをドロップします。
- 解説してほしい問題のPDFファイルを用意します
- PDFをウィンドウ左パネルの「PDF」ドロップゾーンにドラッグ&ドロップします
- 取り込みが完了すると、右パネルの「問題」タブに問題が表示されます
画面の一部を切り取って取り込む(画面キャプチャ)
図表や数式も画像としてそのまま取り込まれます。
- 画面上に問題を表示しておきます
- 左パネルの「画面キャプチャ」ボタンを押します
- 画面全体が暗く覆われるので、取り込みたい範囲をドラッグで矩形選択します
- 選択確定後、その範囲の画像が取り込まれ、「問題」タブに表示されます
数式・図形・グラフ・化学式など、文字として起こしにくい内容もそのまま画像として取り込まれるため、OCRによる読み違えの心配はありません。
解説を生成する
詳細度を選んでから生成ボタンを押します。
- 問題が取り込まれた状態で、詳細度を選択します(簡素/普通/詳細)
- 左パネルの「生成」ボタンを押します
- 右パネルの「ログ」タブに処理の進捗が流れます
- 第1段階の解説(問題解説)が完了すると、自動的に「問題解説」タブに切り替わります
- 続いて、第2段階の用語・公式・関連情報解説の生成が進み、完了すると該当タブが更新されます
LaTeX形式の数式表示を確認する
分数・積分・行列などが、LaTeX形式で画像として表示されます。
「問題解説」タブでは、AIが出力した解説に含まれる数式が、LaTeX形式で画像として描画されて表示されます。分数・積分記号・シグマ・行列・ベクトル——いずれも紙面の教科書と同じ形で確認できます。
式には(1)(2)(3)…と番号が振られ、各式がどの段階を示しているかが順を追って説明されます。
化学式・反応式を確認する
化学の問題では、反応式も正しく描画されます。
化学の問題を取り込んだ場合、反応式や構造式も同様にLaTeX形式で正しく描画されます。係数・矢印・化学種が、紙面と同じ見た目で表示されます。
関連する用語・公式を確認する
問題で使われた公式や関連用語が、別タブに整理されます。
「用語・公式・関連情報解説」タブには、問題で使われた公式・用語・関連情報が整理されて表示されます。一問を解いたついでに、周辺の公式や類題の条件まで広げて確認できます。
解説をエクスポートする
PDFとGoogle Docs、どちらの出力でも数式が美しく保たれます。
- 解説の生成が完了したら、出力メニューから「PDF出力」または「Google Docs出力」を選びます
- Google Docs を選んだ場合、初回のみ塾生ご自身のGoogleアカウントでの認証が必要です
- 出力されたファイルでも、数式はLaTeX形式で保持され、綺麗な見た目のまま保存されます
セッションの自動保存と復元
再起動後も、前回の解説・用語・問題画像が復元されます。
アプリを閉じた際、その時点の解説内容・取り込んだ問題画像・チャット履歴が自動的に保存されます。次回起動時、自動的に前回の状態が復元されるため、翌日の続きからそのまま作業を再開できます。
応用的な使い方
詳細度を使い分ける
「簡素」は模試の振り返りで概略を確認するとき、「普通」は日々の学習で使いやすい分量、「詳細」は「なぜその式変形を選んだか」まで踏み込みたいときに使います。同じ問題を「簡素」と「詳細」で二度生成し、差分を確認するのも理解を深める使い方です。
「解いた後に読む」ルール
理数系は、自分で手を動かして解いた経験が定着の出発点になります。解く前にAIの解説を読んでしまうと、その経験が失われ、類題を解く力が育ちません。
- まず、自分の力で問題を解き、途中式を紙に書く
- 市販の解答解説で、答えと大まかな流れを確認する
- 式変形の意図や、詰まった箇所について、このツールで解説を生成する
- 解説を読んだあと、もう一度自分の手で解き直す
公式の「使い方」を学ぶ
「用語・公式・関連情報解説」タブは、教科書的な公式集とは異なり、その問題での使われ方を含めて整理されます。公式を「覚えたのに使えない」という壁を越えるには、この「使い方」の視点が欠かせません。類題を解くたびに、このタブを確認する習慣をつけると、公式が実戦で使える形で身についていきます。
トラブルシューティング
数式が正しく表示されない
- ごく複雑なLaTeXコマンドは、レンダリングに失敗する場合があります
- その場合、解説文そのものは正しく生成されているので、Google Docs 出力を試してください(Docs側の拡張機能でも LaTeX が扱えます)
PDFをドロップしても取り込まれない
- PDFファイルがパスワード保護されている場合、解除してからドロップしてください
- 極端にファイルサイズが大きい場合、処理に時間がかかります
- ログタブにエラーが出ていないか確認してください
生成ボタンを押しても反応がない/時間がかかる
- ログタブで処理が進行中でないか確認してください(数分かかる場合があります)
- インターネット接続が安定しているか確認してください
- 長時間応答がない場合は、一度アプリを再起動してください
Google Docs 出力で認証に失敗する
初回の認証ダイアログで正しいGoogleアカウントを選択してください。認証後もエラーが続く場合は、アプリを再起動してからもう一度お試しください。
それでも解決しないとき
アプリの再起動で多くの問題は改善します。改善しない場合は、講師までご連絡ください。エラーが表示されている場合は、その文言を控えていただけると原因の特定が早くなります。